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入院しているほうが安心・安全だと考えるのは間違い
年を取ると、健康のために食事に気をつける方が増えます。血圧を気にして塩分を控えたり、お酒を控えたりしているのではないでしょうか。健康に気を遣うのは悪いことではありません。しかし私は、あれもダメ、これもダメという考え方はあまりいいことではないと思います。
日常生活で我慢することが増えると、かえってストレスがたまり健康を害してしまいます。ストレスがたまって交感神経が優位になると、血管が収縮して血液の通り道が狭くなります。全身の血流が悪くなるため、体のあちこちに不調が出やすくなるのです。これでは、本末転倒です。
さらに悪いことには、ストレスによって強く交感神経が興奮すると、血液が固まりやすくなります。例えば、心筋梗塞や脳梗塞など血管の中で血が固まる病気(血栓症)の人がストレス空間にいることは危険なので、極力避けることが重要です。
私は、ご高齢の方は、我慢をしないほうが笑顔で長生きできると思うようになりました。これまで診察してきた患者さんでも、我慢をしないことで元気を取り戻した方がたくさんいます。病院に入院しているほうが安心・安全だと考えるのは間違いではないのか、国民も医療界も変わらなければならないのではないかと考えるようになりました。


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