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医師として、そして僧侶として《3000人を看取った住職》が説く、人生100年時代の「ぴんぴんころり」のあるべき姿

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病院に入院しているほうが安心・安全だと考えるのは間違いではないのか(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 小笠原 文雄 医学博士、浄土真宗大谷派聖徳山伝法寺住職
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私は、栄養学の観点から見て、正しい栄養バランスを守った食事をしているわけではありません。そうしたものを守ろうとすると、どうしても我慢が増えてしまいます。やはり自分が食べたいものや、好きなものを食べていれば元気が出ます。食事を、カロリーや栄養素などの数字だけで管理するのは、ストレスの原因になります。

運動も、本人が好きなら続ければ効果がありますが、あまり体を動かすのが好きではないのに、無理に運動をするとかえってストレスを増やします。私自身、運動は、血管を広げる「あくび体操」を朝起きたときや寝る前、仕事の合間などにやる程度です。1回に30秒かからないのがいいですね。ウォーキングや筋力トレーニングは行っていません。

(出所:『笑って大往生できる人できない人』より)

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40年以上続く「服薬」の日々

また、78歳の今も外来や在宅医療を行い、講演で日本各地を回りますが、だからといって健康体というわけではないのです。

私は今から50年ほど前に名古屋大学医学部を卒業した後、研修医として岐阜県内の市民病院に勤務しました。その頃は、朝9時前に病院へ行き、夜10時過ぎまで仕事をする毎日で、当直のときはほぼ徹夜でした。
毎月100時間以上の時間外労働は、研修という名のサービス残業でした。初任給は看護師のほぼ半分でした。

大学病院に戻って医学博士となり、関連病院に赴任してからもこうした生活を続けていたところ、網膜に血栓ができて、視力が低下しました。網膜は眼球の内側にある神経の膜で、非常に細い血管が張り巡らされています。この血管に血の塊である血栓が詰まったため、視力が落ちたのです。

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