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【実行委員長・赤裸々の告白】「祭りは儲からないなら、やめればいい…?」祭りを続ける人が知る"お金より大事な裏側"

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夏祭りで強まる絆を感じる大人と子ども
「儲からないから」と切り捨ててしまうと、本当に大切なものを失ってしまうことがあります(写真:笠間納涼盆踊り花火大会2025の様子/筆者提供)
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本当にやりたいことに向かって動いていると、目先の見返りを求めなくなる瞬間があります。

それは、無欲になるということではありません。自分がやっていることの先に、もっと大きな景色が見えているからです。

見返りを求めない投資

僕にとって祭りは、街への投資です。

お金の投資だけではありません。時間の投資であり、気持ちの投資であり、信頼への投資です。すぐに回収できるものではありませんが、続けていくうちに、少しずつ街の空気が変わっていくのを感じます。

最初はお客さんとして来ていた人が、次の年には誰かを連れて来てくれる。遠くから来たファンの方が、笠間のお店に立ち寄ってくれる。地元の人が、「今年もあの季節が来たね」と楽しみにしてくれる。

こうした変化は、派手ではありません。

でも、僕にとってはものすごく大きな成果です。

仕事でも同じだと思います。すぐに売上につながる仕事も大切です。でも、すぐに利益にはならなくても、信頼を積み重ねる仕事、人との関係を育てる仕事、未来の可能性を広げる仕事もあります。

それを「儲からないから意味がない」と切り捨ててしまうと、本当に大切なものを失ってしまうことがある。

僕はそう思っています。

もちろん、続けるためには現実も見なければいけません。予算も必要ですし、人手も必要ですし、安全に開催するための責任もあります。だからこそ、ただ情熱だけで突っ走るのではなく、どうすれば続けられるかを考え続ける必要があります。

でも、最初の火種になるのは、やっぱり心です。

心が動かないものは続きません。心が動いているから、面倒なことも乗り越えられる。大変な準備にも向き合える。終わったあとに疲れ切っていても、「またやりたい」と思える。

僕は本の中で、「迷ったら心で動け、すぐ動け」と書きました。

祭りを続ける理由も、そこにあります。

頭で損得を考えたら、やめたほうが楽かもしれません。でも、心が「やりたい」と言っている。もっとこの街を面白くしたい。子どもたちに、地元にもこんなに楽しい場所があるんだと思ってほしい。関わってくれた人たちに、「今年もやってよかった」と感じてほしい。

その気持ちがある限り、僕は続けると思います。

祭りは一日で終わります。

でも、その一日が誰かの記憶に残り、街への愛着になり、次の挑戦の入口になることがあります。

だから僕は、祭りが終わったあとも、もう次の祭りのことを考えています。

「儲かるの?」と聞かれたら、こう答えるかもしれません。

すぐにお金として返ってくるものではないかもしれない。でも、人の笑顔や信頼や未来の可能性として、必ず返ってくる。

僕にとって、それはお金以上に大きなリターンです。

そして、そのリターンを信じられるからこそ、今年もまた、次の挑戦に向かって動き出せるのです。

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