社会の中に居場所がないからか、子育ては孤独な営みにならざるを得ない。幼い子どもを抱える多くの親が、切実に助けを必要としていることは、2025年に始まった「育児119」にSOSを寄せる声が多い現状からもわかる。この取り組みを取材した記事は、本連載で最も多く読まれた。
産んだ人が苦しまないための道筋を示してくれたのは、もともと産むつもりはなかったが産んだ2人の女性。両者とも、夫や親族が関わる体制を築いたうえで妊娠し、夫婦ともに自分の時間を確保している。
「子どもを持つのが当たり前」の風潮は今も
女性へのプレッシャーが特に厳しいのは、地方である。
地方女性の実情について取材したところ、30年以上変わらない男尊女卑傾向に驚いた。女性が責任ある仕事を任されて自活するのも難しく、シングルは差別され、さまざまなハラスメントが横行する現場について聞いている。

