なお、セロトニンは運動をしたときにも増えます。朝日を浴びながら運動をすれば、言うことなしですね。朝の散歩を習慣にしてみては、いかがでしょうか。ちなみに、歯磨きのように「同じリズムの運動」を続けたり、ガムを嚙むような「咀嚼運動」をしたりする場合にも、セロトニンの分泌量は増えます。
いいコーヒー・悪いコーヒー
「仕事や家事をしながら」「午後のひと息として」「眠気覚ましに」。こんなときに、コーヒーを飲む方も多いでしょう。患者さんや、YouTubeチャンネルの視聴者の方にも、「不整脈があるのだけど、コーヒーを飲んでもいいですか?」というご質問を受けることがあります。カフェインが入っているという点で、気になる方が多いようです。
私は、コーヒーには、「いい飲み方」と「悪い飲み方」があると考えています。
●いいコーヒーの飲み方
まず、コーヒーに含まれるポリフェノールには、老化や病気の原因になる活性酸素を取り除く「抗酸化作用」があります。1日にコーヒーを4杯ほど飲むと、心臓発作の発症率が減ったという論文もあります。そして「いいコーヒー」にするためのコツは、飲み方にあります。
1つは、コーヒーそのものの飲み方ですが、砂糖は入れずにブラックコーヒーがよいでしょう。砂糖は、取りすぎると血糖値が高くなるため、体内の慢性炎症が起こりやすく、不整脈の発症につながる可能性があるからです。それに、コーヒーと一緒に、甘いものをお茶請けにすることもありますよね。そのときに甘いコーヒーを合わせてしまうと、両方から糖分を取ることになります。
もう1つは、「楽しみのために飲む」のがいい飲み方です。コーヒーを飲むとリラックスできるから。午後に音楽を聴きながら飲むのが趣味だから。例えばこんな飲み方です。思わず、ホッと息がもれるような"幸せな"コーヒーは、緊張をほぐし自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。
●悪いコーヒーの飲み方
一方で、本当は休みたいけれど眠気覚ましのために飲む、習慣になっていて飲まないとイライラする、こんなときはちょっと注意です。
コーヒーのカフェインには、自律神経を優位にさせるような興奮作用があります。だからこそ、コーヒーを飲むと元気が出るのですが、無理に交感神経を優位にするような飲み方は、不整脈にお悩みの場合は控えたほうがよいでしょう。


※ログイン後、コメント入力が可能です。