具体的なコンセプトとしては「CO-EN」を掲げた。「公園」と「Co-Encounter」というニュアンスを込めている。より平易な言葉にするならば、垣根を越えて多様な人が集まる場、そしてそこからイノベーティブなアイデアやこれまでにない価値を生み出す場、として定義したわけだ。
そして、そのコアの1つとして社食のリニューアルも始まった。
「飲食店は競合相手」
山本氏は、社食のリニューアルに当たっては「かかわる」をキーワードとして意識したと話す。偶発的な出会いを作り、社食でありながらランチタイム以外の時間帯にもふらっと訪れたくなるような空間にしたい。その考えから、点在していた社食をより執務スペースに近い22階に集約したのだという。
加えて、従来の社食に対するイメージを打ち崩すような「まるで飲食店のような空間」も目指した。オフィスがある東京駅近辺は飲食店も多く、ビルを出ればすぐに八重洲地下街への出入り口もある。だからこそ、それらに負けないような空間と味を作らないと「わざわざ行きたいオフィス」にはならない。「最初から、地下街にある飲食店を競合相手として見ていました」と山本氏は振り返る。

