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隣り合う約45㎡の住戸2つが1つにつながり、できあがった約90㎡の大空間。広々とした玄関土間やリビング、使い勝手を考慮された家事スペースの設置など、これまで「団地」に抱いていたイメージをくつがえすような住宅が関西にある。
大阪府住宅供給公社(以下、公社)が手がける「ニコイチ」と呼ばれる住まいだ。
“昭和な団地”に内包された大空間
大阪の京阪本線「香里園駅」から京阪バスに乗ること10分ほど。窓の外に、2つの給水塔が見えてきた。板状の住棟が並ぶこの一帯は、大阪府北東部の寝屋川市に広がる香里三井(こうりみい)の団地群である。
ゆるやかな丘陵地に、中層の住棟が並び、住棟の間には駐車場や緑地がある。ここには、公社の香里三井団地、香里三井B団地、香里三井C団地などがまとまっている。
団地の中を歩いて、とある住棟へ向かった。目指すは5階。エレベーターがないため、階段を使ってのぼる。荷物が多いときなどは大変だ。そんなことを思いながら、住戸の扉を開けた。
そこには、外からでは想像できない驚きの空間が待っていた。


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