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ライフ #開業医がこっそり教える医療のリアル

「教授が手術を独占する…」若手の不満と荒れ果てた研究室を救い絶頂期で去った医師が、図らずも大学に残した"貢献"

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小児外科医 手術
小児外科医として、大学病院で日々手術をしていた頃の筆者(左)(写真:筆者提供)
  • 松永 正訓 医師・ノンフィクション作家

INDEX

まずは自己紹介しよう。ぼくは小児外科医。外科医といっても今はもう手術はしていない。現在は千葉市の閑静な住宅街にクリニックを構え、子どもの病気はできるだけ何でも診ている開業医だ。

大学病院に19年、体を壊して開業医になり20年

ぼくのこれまでのキャリアはかんたんに紹介できる。千葉大学医学部附属病院小児外科に19年間、所属。で、働きすぎて体を壊し、主治医の先生から「もう、小児外科医はムリ」と言われ、開業医になった。それからちょうど20年だ。

開業医になるとホワイト環境になるので自分の時間ができる。その時間を使って、ぼくはたくさんの人と会ってたくさんの智を授かり、執筆活動をしている。これまでに20冊以上の本を書いてきた。メチャ売れた本もあるし、何の反響もなかった本もある。

医者で小説家という人はけっこうたくさんいるが、ぼくが書くのはノンフィクション。ぼくの知る限り、医者のノンフィクション作家はぼくだけだ。大学病院時代とは異なって、休診日はしっかり休むという当たり前のことをするようになったので、原稿を書く時間はいくらでもある。そんな日々である。

さて、今回は大学病院を辞めたぼくが、大学病院に対して最も貢献したことを(自慢も含めて)書いてみよう。

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