動線の再設計で生活が変わった
今回のリノベーションで大塚さんが最も力を入れたのは、動線の再設計だった。その象徴が、昔はモノだらけで通り抜けできなかった勝手口の活用だ。
「勝手口は"いらない派"だったんです。前の平屋にもつくりませんでした。でもマンションだから勝手に共用部分を変えるわけにはいかない。だったら勝手口を生かそうと思って」
大塚さんは、もともとの玄関を来客用、勝手口を家族用の玄関として使い分けることにした。家族は勝手口から入り、すぐにファミリークローゼットへ行ける動線だ。これによりバッグを置き、コートを脱ぎ、ほぼ手ぶらで部屋に入れる。キッチンまでの動線も短いため、買い物から帰ったら荷物をすぐにしまえる。
「昔は、勝手口ってお酒の配達の人がビールを置きに来るだけのイメージだったんです。それが今はこの家で一番気に入っている場所になりました」

