「その頃は、目の前の仕事を頑張って大手の出版社に転職しようという考えしかなかった。ドラマもほとんど見ていませんでした」
坂元裕二『最高の離婚』で人生が大きく変化
そんな瀬戸さんに転機が訪れる。
「『カルテット』『花束みたいな恋をした』で知られる脚本家・坂元裕二さんが手がけた『最高の離婚』(13年)というドラマをたまたま観ていて、主人公のキャラクターに共感していくうちにハマりました。そのとき“ドラマって面白い”と久しぶりに思ったんです。ただし、まだその時点では自分が書きたい、書けるとは思わなかったので、とりあえずドラマの舞台だった中目黒に引っ越しました。ミーハー心です(笑)」
しかし、ミーハー心に変化が生じる。中目黒に引っ越してドラマの聖地巡礼をするうちに、ドラマの世界への憧れが湧き上がってきたのだ。
「ちょうど出版社の仕事に慣れてきて、新しいことに挑戦したい気持ちもあった」

