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「発達障害は最強のスキル」——自身も発達障害の医師が強く伝えたい《現代社会を生き抜くヒント》

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「実は私も発達障害?」そう考える人が増えています(写真: IYO / PIXTA(ピクスタ)
  • 久米 康宏 精神科医・産業医、クメンタクリニック院長

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「仕事が続かない」「ミスが多い」「ものをよく失くす」「遅刻が多い」……。仕事でうまくいかなかったり、コミュニケーションが苦手だったりで、「自分も発達障害の傾向があるのでは?」と不安になる人が増えてきています。そこで本記事では、精神科医・産業医で、自身もADHDであり、ASDでもある久米康宏さんの著書『発達障害は最強のスキル: 発達障害・グレーゾーンかも?と思った人が成功できる』から一部を抜粋、再編集し、本人や周囲の人が知っておいてほしいことについてまとめました。

発達障害は、生まれ持った脳の個性

発達障害とは、生まれつき脳の働き方に偏りがあり、それが原因で物事の捉え方や行動のパターンに独自の特性を持った状態のことを言います。また、発達障害のなかにもいくつかの種類があり、そのうちの代表的なものがADHD(注意欠陥多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)、LD(学習障害)の3つです。本記事では、このうちのADHDと、ASDについてお話しします。

近年は、著名人が発達障害であることを自ら公表したり、メディアで取り上げたりする機会も増えたので、ADHDやASDという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。

ちなみに、「ASD」と呼ばれるようになったのは2013年以降です。「広汎(こうはん)性発達障害(PDD)」や「自閉症」、以前は「アスペルガー症候群」と呼ばれていたものも、現在は「ASD」に統合されています。

代表的な3つの発達障害(画像:『発達障害は最強のスキル: 発達障害・グレーゾーンかも?と思った人が成功できる』より)
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