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「めんどくさい」は"やる気のなさ"ではなく本能だった…精神科医が解説「ヒトがチャレンジを避ける生物である」ワケ

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めんどうくさいと思っている人
脳にとって「わからない」は、そのまま「危険」判定になります(写真:metamorworks/PIXTA)
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「どの箱に何を入れる? さっきの箱に入れたものはやっぱりこっちの箱のほうがいいのでは?」

「全部、自分で調べないといけない……」

「失敗したら困るよね?」

そして、行動を起こす前にブレーキを踏んでしまうのです。

私たちの行動は、思っている以上に「今の状態」を基準に決まっています。何かしらの変化をともなう場合、たとえ結果的にプラスになるとわかっていても、行動を先送りする方向に傾きやすくなるのです。

挑戦する人は生き残れない?

ここから、もう少し進んだ話をしてみましょう。いろんなことに積極的にチャレンジする人は、生き残れなかった可能性があるという説があります。例をあげて詳しく見ていきましょう。

■食べ物のリスク

今の私たちにとっては、新しいレストランに行くのは楽しいイベントですが、原始時代の人々にとって「食べたことがないものを食べる」のは大きな危険でした。

・未知の植物や木の実を食べたら毒だった
・新しい食べ物でお腹を壊して動けなくなった結果、敵に襲われる

このように、生死に直結していたためです。

■移動するリスク

今となっては道は整備されているし、交通手段や交通ルールも発達し、ルート検索なんかも簡単にできるようになったため、遠方へも安全かつ楽に移動できますが、かつては生きるための生活エリアから離れることも、大変危険でした。

・新しい場所に行ったら崖があった
・慣れない道で敵に遭遇した
・水や食料を確保できない環境に迷い込んだ

こうした事態に陥れば、命を落とす可能性は一気に高まります。地図もなく、情報もなく、仲間から離れてしまえば、助けを呼ぶこともできません。

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