シアリスの発売にあたり、エスエス製薬はED治療をしている専門医リストを、薬を扱う薬局に提供する。これにより、EDに悩む人に薬剤師が医療機関への受診を促す役割が期待されている。
医師で、ハザマ薬局などを運営するファルメディコ代表取締役社長の狭間研至氏は、「薬局薬剤師の役割は、薬を患者さんにお渡ししたあとまでフォローし、効果が不十分な場合や副作用が疑われる場合には、医療機関への受診を促すこと(受診勧奨)にある」と言う。
薬剤師の役割が重要に
ところが現状は、薬剤師は、医療用医薬品の取り揃えや、患者の疾患や状態などに合わせて医薬品を混合する“調製”に時間をとられ、シアリスのような要指導医薬品について、適切な受診勧奨ができているとは言いがたいという。
そのうえで狭間氏は、「こういった薬がOTCになるケースは今後、増加するだろう。使用者の安全性を担保するためにも、薬剤師がしっかりと服用後のフォローと適切な受診勧奨できるシステム作りが急務」と強調する。
前出の佐田氏も薬剤師の受診勧奨に期待している。それは、EDが“性交渉に支障が出る問題”にとどまらないからだ。

