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高校進学の形が今、静かに、しかし確実に変わり始めている。
文部科学省の学校基本調査によれば、中学校卒業後の高等学校(全日制・定時制・通信制含む)等への進学率は約99%に達している。中高一貫校へ進学した生徒は別にして、大半は中学2年生にもなると「自分にとってどの高校が適切か」という意思決定のプロセスを経験することになる。日本の中学生にとって高校進学は人生で最初にして最大の「意思決定」の場面に直面するといえるだろう。
そんな中、「10人に1人が通信制高校を選んでいる」と聞いたら驚くだろうか。河合塾が高校生向けに開発した進路選択プログラム「ミライの選択」の開発者であり、『人生で必要な決め方はすべて「進路選択」で学べる』(小社刊)の筆者である山本尚毅氏が、今起きている「大激変」について解説する。
10人に1人が選ぶ「通信制」という道
これまで高校進学といえば、「地元の公立高校に行く」とか「私立の進学校に行く」といった形が一般的だった。しかし現在、その選択肢は驚くほど多様化している。これまでも高等専門学校(高専)、定時制、就職などの進路先はあったが、昨今、特筆すべきは、通信制高校の存在感だ。
生徒数は2025年度時点で約30万人を突破し、高校生の約10人に1人が選んでいる。「不登校の受け皿」というかつてのイメージは過去のものとなり、自分のペースで学びたい、スポーツや芸術に打ち込みたいと、自ら通信制という環境を前向きに選ぶ生徒が増えている。
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