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定年後「気づけば家庭に居場所がなかった」男性の末路 医師が語る"孤独で惨めな老後を回避する"ため50代からすべきこと

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寝ている男性
定年後の人生の明暗を分ける「境界線」はどこにある?(写真:jessie/PIXTA)
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うつは、ただ気分が落ち込む病気ではありません。高齢期には、疲れやすい、眠れない、食欲がない、頭や腰が痛い、何もする気が起きないといった身体症状として現れることもあります。男性は「寂しい」「不安だ」と言葉にすることが苦手な傾向があります。その代わりに、怒りっぽくなる、無口になる、酒量が増える、妻への依存が強まるという形で表れることがあります。

世界保健機関(WHO)は、孤独や社会的孤立が、うつだけでなく、心疾患、脳卒中、糖尿病、認知機能低下、早期死亡のリスクと関連すると指摘しています。米国の公衆衛生機関である疾病予防管理センター(CDC)も、孤独や社会的孤立は、うつ、不安、認知症などと関係するとしています。

妻との関係悪化は、単なる夫婦げんかではありません。妻しか話し相手がいない、妻しか自分を支えてくれる人がいないという状態そのものが、定年後の男性の心身を追い詰めるのです。

人間ドックで異常なしでも要注意な「なんとなく体調が悪い」の正体

定年後、「検査では異常がないのに、なんとなく体調が悪い」と訴える人がいます。

朝からだるい。胃が重い。胸がざわざわする。眠りが浅い。頭がすっきりしない。肩や腰が痛い。血圧が安定しない。人間ドックを受けても、大きな異常は見つからない。しかし、本人のつらさは確かにあります。

もちろん、重大な病気を見逃さないために、医療機関で診察や検査を受けることは必要です。そのうえで異常が見つからない場合、生活リズムの乱れ、ストレス、孤独、役割喪失などが身体症状に影響している可能性も考えなければなりません。人間の体は、検査数値だけで動いているわけではありません。

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