有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

昨年即完のワークマン「着る冷凍服」が酷暑45℃想定に進化 企業のまとめ買いも始まった"熱中症対策の新常識"

7分で読める
「ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO3」
広報担当の小雀杏実氏に着用してもらった。後ろは「45℃の酷暑設定」の特設ブース(筆者撮影)
  • 高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント

INDEX

今年もワークマンから、着ると冷たくなるベスト、通称“着る冷凍服”が発売された。商品名は「ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベスト」(※)だ。

※「アイス×ヒーター」とつくように、夏は冷却、冬は温熱に切り替えて使える冷暖房服。2026年版は「PRO3」(税込み1万9800円)と「スペシャルエディション」(同2万9800円)の2種類がある。

昨年は5月に発売したが盛夏を迎える前に完売。今年3月、同社が「東京モーターサイクルショー2026」で新作を披露した際は、3日間で約1億1000万円を予約販売した。

23年の発売当初は、農作業や建設業など作業者向けに訴求したが、年々、一般消費者にも需要が広がっている。

「ペルチェベスト」とは、冷却と加熱を制御する電子部品のペルチェ(Peltier)を付けたウェアだ。近年急速に注目されており、競合からも多くの商品が販売されている。ワークマンは「今年は昨年の2.5倍にあたる25万個(小物含む)を用意した」という。

どんな特徴を持つ商品か。同社の開発責任者に取材した。

冷却性を高めつつ、消費者の声に細かく対応

まず、今年の「ペルチェベスト」が、昨年(25年)と比較して進化した点を聞いた。

「最も大きいのは冷却性のアップです。26年モデル『PRO3』では、気温45℃想定で訴求しています。昨年の盛夏では最高気温40℃を超える地域が続出したこともあり、より過酷な環境を設定したのです。PRO3のペルチェ(デバイス)数は昨年と変わらず5個ですが、冷却効率や体感冷却を高めました」

(画像:ワークマン公式サイトより)

開発担当の土井健太郎氏(製品開発部第1部 部長代理、以下発言は同氏)はこう話す。

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数