毎年、利用者からの意見を踏まえ、細かく改良する点も多いという。
「例えば、『ちょっと重い』という声もあったバッテリーはパワーを維持しつつ、昨年のモデルからコンパクト化しました。また、『バッテリーの排熱が気になる』というご意見の対応策として、今回のモデルでは当社が販売しているXShelter(エックスシェルター、断熱・防寒服)素材を使用。熱が気にならないようにしています」
取材を始める前に筆者も着用させてもらった。当日は現地到着まで歩いて汗ばんでいたが、装着すると部分的に冷え、しばらくすると汗が引いた。
「利用者の方の中には、外出から帰ったらすぐに装着するという方もおられます」
酷暑の中で使いたい消費者の意見はさまざまだ。意見を汲み取り、改良に反映する。
デバイスを7個にした商品も投入
もう一つの商品「スペシャルエディション」では、ペルチェデバイスが7個となった。
「首元や前胸部にもペルチェを追加しました。開発過程ではさまざまな箇所にペルチェを付けて試していますが、首回りは以前からやりたかった箇所でした。
ただ、首回りは人によって太さが異なるので、なかなかうまくいきませんでした。フリーサイズとしてSS~5Lサイズ相当まで用意していますが、今回は“ウェアの変更として”デバイス自体の軽量化、ベストの生地に伸縮性・アジャスター機能を持たせて重さを分散させる技術を活用しています。
また、『スペシャルエディション』ではペルチェの位置も変えられます。『同じ箇所だけでなく違う箇所も冷やしたい』という声にお応えしたのです」

