25年にペルチェデバイスを3個→5個にしたのに続く進化だが、今後もペルチェの数が増えることはあるのか。
「その可能性はありますが、同時に装着した時の動きやすさも考えなければなりません。機能性と快適性のバランスを考えながら開発してきました」
同商品は税込みで2万9800円(同社公式サイトや店頭での価格)だ。「ワークマンにしては高い」という声はないか?
「できるだけお求めやすい価格で提供していますが、最先端企業との技術連携も行い、『過酷な高温時に耐えられるウェア』として開発しています。25年6月に職場の『熱中症対策義務化』が実施されたこともあり、各企業からのまとめ買いも増えました」
全国各地の自治体が、主に中小企業者や中小団体を対象に補助金を出すケースもある。例えば静岡県藤枝市、同島田市、香川県丸亀市、同善通寺市などだ。東京都でも農業事業者向けに助成している。
自治体によって、申請条件や補助率・金額などが異なるので、興味がある人は調べていただきたい。
「消費者の声」はよりシビアになった
冒頭で触れたように、ワークマンが最初に「ペルチェベスト」を発売したのは23年5月。すでに「ファン付きウェア」(空調服)があったが、近年の高温化で、「ファンウェアとは違う視点での涼しい服」として、冷蔵庫などに使われるペルチェ(素子)に注目した。
翌年5月に改良品を出して以来、毎年機能を進化させた新作を発売する。ちなみに価格は「1万9800円」を維持。今回初めて前述した「2万9800円」の商品も投入した。
同社が掲げる環境温度差も24年の「-23℃」から25年は「-28℃」、今年は「-30℃」にアップさせている。これらは機能性の進化の数字として認識したい。

