消費者の声も年々変わってきた。
23年の発売当初は、「空調服との違い」に対する驚きや感想が中心だった。しかし認知度が高まって利用経験が増すと、具体的な実用面での厳しい意見や不満が増えた。
特に目立ったのが「慣れるとそこまで冷たさは感じない」「バッテリーの熱」「スイッチを入れた後の音が気になる」といった声だ。最新モデルではそれらも改善されている。
マーケティングや商品開発の現場では「消費者はどんどん進化する」という共通認識がある。完全無欠の商品はなく、新たな不満が生じれば、それに向けた対応も続くだろう。
ファンウェアの併用など、着方にも工夫する
ペルチェウェアの利用者で目立つのは、まずは建設業や運送業、農業、製造業といった現場作業者だ。作業環境が許せば、ペルチェとファンウェアを組み合わせて使う人も多い。
外作業での暑さ対策にはこれらが欠かせない時代となったが、建物内の作業でも窓の少ない場所、エアコンがきかない場所での作業にも使われている。これ以外の用途も増えた。
「一般のお客さまでは、例えばバイクに乗る時、釣りや野外フェスティバル、屋外での競技観戦、炎天下で行われるお子さんのスポーツ観戦や習い事の付き添いといったシーンでの利用が目立ちます」
下に着用するウェアも大切だ。「インナーにコンプレッションウェア(身体にフィットした機能性ウェア)を着けると冷えが実感できる」という。

