5万円から6万円までに要したのは、営業日で121日間。6万円から7万円まではわずか34日間だった──。
日経平均株価は6月18日、終値が史上初となる7万円台に乗った。目を見張るのは、上昇の急ピッチぶりだ。「株価は経済の映し鏡」といわれてきた。だが実体経済に7万円相場の高揚感は乏しい。株価が上昇しているのは、半導体関連やAIデータセンター関連を中心とする、AIインフラ銘柄に集中しているからだ。
日経平均が初めて6万円に到達したのは4月27日。そこから6月18日までの期間で、日経平均を構成する225銘柄の上昇度合いを見ると、上位は次の顔ぶれとなる。
1位は太陽誘電。株価は3倍になった。以下、キオクシアホールディングス2.7倍、村田製作所2.4倍、イビデン2倍、SUMCO1.8倍となる。いずれも半導体関連企業だ。
AIインフラ銘柄は、日経平均におけるウェート(構成比率)が大きい。6月18日時点で計52%を占める上位10銘柄のうち、構成比トップの東京エレクトロン(10.8%)をはじめ8社が広義で該当する。東京エレクトロンも株価が急上昇した。4月27日から6月18日の期間で株価は1.6倍になった。
第一ライフ資産運用経済研究所・主席エコノミストの藤代宏一氏は、日経平均の急上昇について「個社要因が大きい。AIインフラ銘柄の利益成長が想定外に加速した」と指摘する。
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