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台湾を代表するモデルで俳優であり、日本にも多くのファンが存在する林志玲(リン・チーリン)さんが、2026年5月21日、就任予定だった「文化内容策進院(TAICCA)」の董事(役員)を辞退すると自身のSNSに投稿したことで、台湾社会に衝撃が走っている。林さんは、日本のEXILEのEXILE AKIRAさんの妻でもある。
TAICCAは、台湾の文化部(日本の文部科学省に相当)の監督のもと、2019年に正式発足した行政法人だ。台湾の文化コンテンツ産業を成長させるための中核組織として設立され、従来の政府による単純な補助金支給にとどまらず、民間資金を活用した投資や国際展開の推進も担っている。
台湾の文化コンテンツの振興を担おうとしたが…
対象分野は、映画、ドラマ、音楽、出版、アニメ・漫画・ゲーム(ACG)、ファッション、さらにAR(クロスリアリティ)などの文化テクノロジー分野まで多岐にわたる。
近年は、動画配信サービスの拡大や制作技術の進歩を背景に、海外制作会社と台湾企業による共同製作に対し、積極的な資金支援を行っていた。
また、台湾の強みであるIT・半導体技術とエンターテインメントを融合させ、VR(仮想現実)やXR(拡張現実)を活用した没入型コンテンツ分野にも注力。日本市場や欧米の展示会への進出も強化している。
さらに、日本との連携に加え、タイ、マレーシア、インドネシアなど東南アジア各国とのホラー映画共同製作や、IP(知的財産)分野での協業も推進している。加えて、アメリカのアジア系クリエイター支援団体「Gold House」と提携し、ハリウッド市場を含む国際展開も後押ししている。
そのような中でTAICCAは5月13日に林さんの董事就任を発表。台湾メディアで大きく報じられていた。
ところが発表直後から林さんをめぐって、過去の対中姿勢や中国市場での活動歴などを理由に、一部の文化関係者や政治評論家の間で議論が起きていたのだ。

