SHEIN側は海外での声明で、今回の提携は当初から期間限定の実験的プロジェクトであり、双方が適切な時期に成果を評価することで合意していたと説明。閉店はある程度予想していたことをほのめかしつつも、提携終了については「遺憾」とコメントした。
SHEINとSGMは2025年10月1日に協力協定を締結した。1856年に設立されたBHVマレは近年経営不振に陥っており、一方でSHEINはフランス国内での販売が好調だった。フランス国立ファッション学院(IFM)のデータによると、2025年の上半期、フランスのファッション小売業者ランキングでSHEINは第5位にランクインした。SGMは当初、SHEINとの提携により「より若くてつながりのある顧客層を惹きつける」との期待を表明していた。
抗議デモや違法行為摘発、強まる逆風
しかし、BHVマレでのSHEIN開店の初週に、当時のパリ市長、アンヌ・イダルゴ氏は、SHEINを「ファストファッションの象徴」として批判し、BHVへの出店に反対を表明した。10月10日には、主要5労働組合の呼びかけで、BHVの従業員がSHEIN出店に抗議するデモを実施している。
過去1年間、SHEINはフランスで厳しい規制に直面してきた。2025年11月初め、SHEINが児童の姿を模した成人用玩具販売の疑いを報じられ、フランス政府や税関当局がSHEINに対し一連の規制措置を取る事態になった経緯がある。
さらに今年6月3日にはフランスの消費者保護当局が、返品・交換制度、製品情報開示、発注確認手続きなどの面での違反行為を理由に、SHEINに対し合計約2249万7700ユーロ(約41億7000万円)の罰金処分を発表、逆風は一段と強まっていた。
(財新記者:包雲紅、常房子燕)
※中国語原文の配信は6月17日

