G7サミット直前、日本の高市首相はイギリスとイタリアを訪問し、G7首脳との信頼関係構築に動いた。G7で議題となるテーマのいずれもが、G7内で対立することは好ましくないからだ。
結果としてウクライナ紛争やイラン戦争の直接の利害から遠い日本は、米欧関係の緩衝役を買って出た形だが、膜論氏の手腕の陰に隠れた。結果として、ヨーロッパ首脳がトランプ氏に牙をむくことはなかった。
うまく立ち回った高市早苗首相だが…
レアアースやエネルギー資源の多角的供給網の再構築でも、高市氏は重要な役割を果たした。ただ、対イラン交渉では日本は蚊帳の外で、核兵器開発でもドイツのようにイランとの交渉に加わった過去はない。
ウクライナとイランの2つの戦争で存在感を示せないことは、国際紛争に関わらないとする憲法的制約があるからだが、改憲の必要性の議論のきっかけにもなりそうだ。

