皮膚と脳はルーツを同じくする「兄弟」
「肌は露出した脳」――そんなふうに表現されることがあります。
少し不思議に感じるかもしれませんが、これは皮膚と脳が、とても深いつながりをもっていることを表しています。
実は、赤ちゃんがお腹の中で育っていくとき、皮膚と脳は「外胚葉」という同じ細胞のもとからつくられます。つまり、皮膚と脳はルーツを同じくする「兄弟」のような関係なのです。
そんな関係をもつ皮膚は、「ふれる」という感覚を通じて、「嬉しい」「安心する」「気持ちいい」といった感情をつかさどる脳の部分(島皮質など)に信号を送る働きがあります。
だからこそ、やさしく丁寧にふれることは、ただのスキンシップではなく、「心そのものにふれている」ような、つながりを感じられるふれあいになります。
言いかえれば、肌へのやさしいタッチは、手で直接ふれることのできない脳(感情に関わる部分)を、そっとなでてあげているようなものなのです。
