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元Appleデザイナーによるスタイルに賛否両論…価格7623万円、フェラーリ初のEV「ルーチェ」脱エンジンでも貫いた信念

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フェラーリ初のEVとして発表された「ルーチェ(Luce)」(写真:Ferrari)

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2026年5月25日、フェラーリはイタリア・ローマで初のEV「ルーチェ」を発表した。

この日付とローマという場所が選ばれたことには、深い理由がある。

1947年、自動車メーカーとして産声を上げたフェラーリは、初の製品である「125S」を作り上げると、完成からわずか2カ月後の5月にピアツェンツァ・サーキットで行われたレースでデビューを果たす。

名エンジニア、ジョアッキーノ・コロンボの手になるV12エンジン(排気量1.5リッター)を積む125Sは、このときトップを走りながら燃料ポンプのトラブルでリタイアに追い込まれたが、その2週間後の5月25日にカラカラ浴場サーキットで開催されたローマGPに参戦すると、初レースからわずか2戦目で優勝。これが、その後に続く無数ともいえるフェラーリの栄冠の端緒となったことはいうまでもない。

【写真】フェラーリ初のEVとなる新型車「ルーチェ」の全貌。内外装やボディカラーなどを確認する(31枚)

79年の歴史でエンジンからモーターへ

「360モデナ」や「458イタリア」をオマージュした丸目のテールライトが印象的なリアビュー(写真:Ferrari)

それからちょうど79年後の同じ日に、同じローマで、今度はエンジンを積まない初のフェラーリがワールドプレミアを飾った。これについてフェラーリは「マラネロにとっての新章」と表現している。マラネロとは、フェラーリの創業地であると同時に、今もすべての製品が生産される彼らの本拠地のことだ。

賑々しく行われた発表会の翌日に行われたワークショップの会場で、フェラーリのベネデット・ヴィーニャCEOと立ち話する機会を得た。その場でヴィーニャCEOに「新しい時代の幕開けですね」と話しかけると、彼は真剣な表情でこう語ったのである。

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