近年は電気・ガス代の補助金もあり、それがない春先の方が多く払っているほどだ。他の月より飲料や麺類が増えるといっても、それが家計費を圧迫するほど大きいとは言えない。
それより注目したいのは、「暑さを避けるために発生する支出」だ。あまりの暑さで買い物に行く回数が減ると先に書いたが、そうなると在宅しながら買い物ができるネットスーパーやネットショッピングの利用が増えるだろう。また、外食に出かける代わりにウーバーイーツでお店のメニューを頼み、自宅で贅沢なディナーを楽しむ人もいるかもしれない。
筆者もネットスーパーを利用したことがあるが、我が家の近所のスーパーは、配達料の関係で一定額以上を頼まないといけない。配達コストを考えると、モヤシ1袋だけ届けてくれという注文には答えられないのだろう。
となると、毎回一定額以上の注文をしなくてはならず、普段よりも少々多めに買うようになる。また、家にいるとおのずとネットの視聴時間も増えるため、そこでつい「ぽち」と買い物してしまう回数も増えそうだ。
また、バカにできないのが「暑さからの緊急避難消費」だ。外出の多いビジネスパーソンは、暑さを避けるためにアポイントの合間にカフェに逃げ込むことが増える。また、いつも以上に自動販売機で飲み物を買うことも増えるだろう。こうした支出は、一回は数百円でも、ほぼ毎日払うとそれなりの額に積み上がる。
また、いつもは歩く距離でも、うだる暑さにタクシーを使いたくなることもあるだろう。帰宅後は日中に浴びた熱を冷まそうと、缶ビールの本数が増える、アイスの消費量が増える。これが毎日だと、使うお金が地味に積み上がりそうだ。
酷暑によって増えそうな「8つの家計費」
これら「暑さが要因で増える家計費」をざっと計算してみるとしよう。
