新宿東口から徒歩数分、ビルの10階に「旭川成吉思汗 大黒屋」はある。エレベーターを降りた瞬間、炭火の香りが漂ってくる。新宿駅前の立地にもかかわらず、炭火を使っていることが、この店の第一印象を作っていた。
ココイチの会社がやっている、と聞かなければ気づかなかった
13時過ぎに入店した際は空いていた。2026年5月2日から土日祝のランチ営業を開始したばかりの店だが、昼の時間帯に観光客と思しき2人組や、女性の1人客が続けて入店してくる様子が見られた。「ジンギスカンを食べに来る」需要が、昼の時間帯でも成立しているようだった。
着席すると、スタッフがまず案内したのはアプリでも飲み放題でもなかった。荷物の収納場所、注文方法、卓上のスパイス、そして焼き方だった。さらに初回来店かどうかを確認し、「最初はスタッフが焼きます」と一言添えて、実際に焼き始めた。「美味しく食べてもらう」ための接客は、他の卓でも同様だった。
この店が「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する、壱番屋の連結子会社であることを、食べながら思い出した。CoCo壱番屋を運営するグループ企業が手がけているとは、店内にいる限りほとんど意識しない。
