東京都渋谷区の自宅で18歳の長女をつかんで投げ飛ばして倒すなどしたとして、前巨人監督の阿部慎之助氏が暴行の疑いで逮捕された事件のきっかけが波紋を呼んでいる。
5月26日に阿部氏は会見を開いて謝罪をしたが、その際に読み上げられた長女の手紙に「AIに相談したら児童相談所を勧められ、児相に電話したら110番通報された」という趣旨のことが書かれていたからである。
報道によると、長女本人から通報を受けた児童相談所が「父親から暴行を受けた」と110番し、警視庁渋谷署が現行犯逮捕したという。逮捕容疑は渋谷区内の自宅で、長女の胸ぐらをつかんで投げ飛ばして倒すなどした疑い。長女のけがは確認されておらず、阿部氏は同署で事情聴取を受けたのち、監督を辞任している。
生成AIに仕事を奪われる?普遍的な問題だ
今回の事件は、AIの取り扱いに関して、単なる一家庭のトラブルや著名人の不祥事という枠に収まらない普遍的な問題を示している。
長女が対話型AIの「ChatGPT」に「父親から暴力を受けた」と相談し、AIの提示した「児童相談所への連絡」というアドバイスに従った結果、児相から警察への110番通報、そして現行犯逮捕・辞任という、当事者さえも予期しなかったドミノ倒し的な社会的破滅が引き起こされたからだ。
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【AIと人間の関係性を象徴する事件】
