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学校現場では今、「最後は教頭・副校長へ」という構造が固定化している。本来は学校運営や人材育成を担うはずの教頭・副校長に、施設管理、地域対応、電話対応など多様な業務が集中。「誰が担うのか」があいまいな仕事ほど、教頭・副校長へ集まりやすい実態がある。
役割があいまいな仕事ほど、教頭・副校長へ集まる
「その仕事をするのは副校長ではないだろう、と思いながらも全部やっています」
そう苦笑しながら話すのは、東京都世田谷区立玉川小学校で副校長を務める茂木正浩氏だ。
茂木氏は港区の小学校で3年間副校長を務めた後、2026年4月に世田谷区へ異動した。その業務+αの経験から見えてきたのは、「教頭・副校長の職務内容は制度上決まっているようでいて、実際には自治体や学校文化によって大きく異なる」という現実だった。
「港区ではなかった役割が世田谷区では当たり前に存在したり、世田谷区ではなかったものが港区ではあったりします。副校長の役割って、実はかなりあいまいなんです」
象徴的なのが、体育館など学校施設の地域貸し出し業務だ。勤務校では、区が運用しているネット予約システムを活用しながら副校長が利用団体とのやり取りや日程調整、割り当て管理などを担っている。加えて、副校長会が主催している副校長会の受付や座席表づくりなど、本来は別の形でも運営できそうな業務も少なくない。
