東洋経済オンラインとは
ライフ #病気の“事件簿”

「ちょっと待って!」夫との営み中に女性を襲った激しい頭痛 「性交時頭痛かも」と伝えた医師の反応と"本当の病名"

9分で読める
頭痛に悩まされる女性
夫婦の営み中、女性を襲った頭痛のワケは――(写真:Ushico/PIXTA)
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES

結局、彼女の頭痛は性交時頭痛でも脳梗塞でもなく、片頭痛だった。紆余曲折はあったが、痛みとの付き合い方を学んだことで、以前よりは痛みに悩まされることはなくなったようだ。

総合診療かかりつけ医・菊池医師の見解

では、急に激しい頭痛に見舞われたら、どう対応するのが正解なのだろうか。

総合診療かかりつけ医、きくち総合診療クリニック院長の菊池大和医師は、「必ず病院にかかりましょう。自力で動けないほどであれば救急車を呼び、そうでない場合は近くの救急病院に事前に連絡してから、タクシーなどで向かってください」と話す。

理由は、その頭痛が“ただの頭痛”とは限らないためだ。最悪の場合、「くも膜下出血」や「脳出血」など、命に関わるケースもある。

「特に、バットで殴られたような激しい頭痛がする場合、体のどこかに力が入らないなどのまひがある場合、言語障害、けいれん、意識障害などがある場合は、一刻も早く治療をする必要があるので、すぐに救急車を呼ぶべきです」(菊池医師)

「性交時頭痛」は存在するか

酒井さんの場合は夫との営みの最中に激しい頭痛が起こり、救急病院で医師にそのことを話したものの黙殺されて、恥ずかしい思いをしたわけだが、そもそも「性交時頭痛」というのは存在するのだろうか。

「性交時頭痛というのは初耳です。正式な病名ではないでしょう。ただ、性交渉が頭痛のきっかけになった可能性はあります。いずれにしても、対応した医師には、もう少し患者さんの気持ちに寄り添ってもらいたかったですね」と菊池医師。

片頭痛の原因は、いまだにはっきりわかっていない。ただ、さまざまな環境要因によって三叉神経が刺激されることで神経伝達物質が分泌され、それが脳の血管を拡張させることで頭痛が起こると考えられている。

「環境要因は人によって違います。睡眠不足、首こりや肩こり、疲労、ストレス、気圧、月経やホルモンバランス、特定の食品などが引き金になることが多いです。酒井さんのように天気や気圧がきっかけになる人もいます」(菊池医師)

6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象