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「慰安婦問題」とはそもそもどんな問題か
みたらし加奈(以下、みたらし):丹羽宇一郎さんは、『Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない』で、「人間には動物の血が流れているから、戦争に近づけば獣の本性にスイッチが入ってしまう。だから戦争に絶対近づいてはいけない」と主張されていました。
ただ、心理学的には、攻撃性は呼応性のものであり、学習など環境要因に影響されるものだと言われています。戦争における攻撃性を「動物的な本能だから」と言ってしまうと、慰安婦問題のような過去の戦時性暴力を肯定してしまうような危険性があると感じました。
澤田克己(以下、澤田):慰安婦問題は、まさに「戦時性被害」という問題です。満州事変以降、中国戦線において日本軍の兵士によるレイプが多発し、軍内で性病の蔓延が深刻な問題となりました。そういった事態を管理・統制したいという軍の意図から、始まったという経緯があります。
民間業者が運営し、軍がそれを監督する形でシステマチックに管理しようとしたのが、日本の特異な点でした。

