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65〜75歳の10年間がカギを握る…「寝たきり」の入口となる《転倒を防ぐ》ために、高齢者が着目すべき"意外な指標"

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「転倒」を防ぐために着目すべきポイントとは(写真:ほんかお/PIXTA)
  • 安保 雅博 東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座主任教授

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筋力の衰えから足が思ったほど上がっておらず、ちょっとした段差でつまづいて転倒……。これは多くの中高年にとって身に覚えのある経験かと思いますが、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座主任教授の安保雅博氏によれば、こうした転倒を防ぐためにも、中高年にはぜひ意識してほしいポイントがあるそうです。
安保氏が「体の衰えを映し出す"サイン"であり、これからの健康状態、ひいては寿命をも映し出す指標」ともいう、そのポイントとはいったいどこなのでしょうか。同氏の著書『歩幅を見れば、寿命がわかる 「死ぬまで歩ける体」のつくり方』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

増え続ける「100歳以上」の高齢者

「日本は超高齢社会を迎えている」

「人生100年時代の到来」

こんな言葉は、おそらく誰もが耳にしたことがあると思います。でも、それを 「自分ごと」として考えたことはあるでしょうか。私も、そして今この文章を読んでいる皆さんも、もうすでに「超高齢社会の当事者」です。しかも、この社会はすでにパンク寸前の状態です。

これまでのような「国や若者たちが高齢者を支える仕組み」は成り立たなくなり、医療や介護を必要とする人の大幅な増加、労働力の減少により医療・介護サービスが十分に提供できなくなるなどの深刻な問題が、すでに生じ始めています。

「体調が悪くなったら病院に行く」「要介護になったら、介護保険のサービスを受ける」という、これまでは当たり前とされていたセーフティネットが機能しなくなっていくかもしれないのです。

そうなると、お金の力でなんとかできるような一部の富裕層の方々以外は、具合が悪くなっても、加齢により動けなくなってしまっても、誰からもどこからも助けてもらえないという、恐ろしい未来があり得るということです。

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