東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

「お金さえ増えれば幸せになれる」は幻想…10兆円運用のファンドマネジャーが語る《幸せな投資》の3つの要諦とは

8分で読める
数字を追い続ける投資は、どこかで限界を迎えるという(写真:Luce/PIXTA)
  • 新井 和宏 鎌倉投信株式会社 共同創業者(現・eumo代表取締役)

INDEX

貧しかった幼少期の反動から金融の最前線に身を置き、実際に多額の年収を得るようになったものの、そこには思い描いていた「幸せ」は見つからなかった――。そう語る鎌倉投信株式会社共同創業者(現・eumo代表取締役)の新井和宏氏は、数字を追い続ける投資はどこかで限界を迎えると説きます。
そんな新井氏が自身の経験から辿り着いた、投資における「金銭を超えた本当のリターン」とは何なのでしょうか。同氏の著書『投資がうまくいく人の当たり前』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「お金さえ増えれば幸せになれる」はただの幻想

私は長い間、「お金さえあれば幸せになれる」と信じていました。

畳職人だった父は、私が小学5年生のときに交通事故に遭い、それ以降、畳を縫うことが難しくなりました。母も生まれつき障害を持っていたため働けず、生活は一気に困窮しました。

中学生になると、私は父の代わりに畳の運搬などを手伝い、高校時代もアルバイトに精を出す日々。大学は夜間部に進学し、昼は働いて学費をまかなう生活が続きました。

お金さえあれば、もっといい大学に行けたかもしれない。お金さえあれば、家族を支える力になれたかもしれない。お金のないことが、人生のあらゆる選択を制限しているように感じられました。

次ページが続きます:
【お金の仕組みを知るために信託銀行へ】

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象