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「お金さえ増えれば幸せになれる」は幻想…10兆円運用のファンドマネジャーが語る《幸せな投資》の3つの要諦とは

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数字を追い続ける投資は、どこかで限界を迎えるという(写真:Luce/PIXTA)
  • 新井 和宏 鎌倉投信株式会社 共同創業者(現・eumo代表取締役)
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運用報告会で投資先の経営者たちの話を聞くうちに、「この人たちを応援したい」という気持ちが芽生えました。やがて、林業再生や地域づくりに取り組む投資先企業の姿勢に強く共感し、自らもその世界に飛び込みました。

25年間勤めたシステムエンジニアの仕事を辞め、妻とともに福岡県八女市へ移住。現在は、林業の6次産業化や地域の資源を活かす事業を手がけています。

「投資を通して、やりたいことに出合えた」「応援してきた人たちのように、自分も働きたい」と語る沖さん。数字の損得を超えて、投資が人生の方向を照らす力になることを教えてくれる事例です。

上がるたびに浮かれ、下がるたびに折れる人へ

投資をするうえで心掛けたいのは、金額の増減に振り回されない姿勢です。

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たとえ金銭的に損をしたとしても、「あの会社を応援できてよかった」「学ぶことが多かった」と受け止められる。損得に揺れすぎない心の持ち方を備えているかどうかが、ひとつの分かれ目になります。

心の余裕がないと、相場が下がったときに後悔や不安にとらわれます。「どうしてあのとき買ってしまったのか」「大切なお金を失ってしまった」と、感情に振り回されてしまうのです。

相場が逆風のとき、支えになるのが、企業や人への感謝と共感です。たとえば、米国では元IRS監査官のアン・シャイバーさんが、退職時の貯蓄5000ドルを元手に、良い企業を信じて持ち続ける姿勢で投資を積み重ねました。その結果、亡くなる頃には資産が2200万ドルに達したと報じられました。

自分が投資した企業が挑戦を続けている姿を見て、「この努力を応援したい」と感じられれば、数字に一喜一憂しなくなります。

企業の理念や社会への貢献に共感し、「この会社が存在することで世の中が少し良くなっている」と思えると、価格が下落しても「ここで踏ん張ってほしい」「見守っていこう」と思えるでしょう。

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