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肝臓と腎臓。このふたつは一見まったく違う役割を果たしているように見えますが、じつはお互い深くつながり合い、協力し合いながら人体を運営している“兄弟臓器”です。「肝腎要」の言葉通り、このふたつの臓器の機能を守ることは、人が健康を維持するうえで最重要のカギになると言っていいでしょう。
しかし、肝臓と腎臓は両方とも「沈黙の臓器」。日々の過剰労働で疲弊していても何ひとつ症状を現わさない“沈黙兄弟”です。そのため、気づかないうちにいつの間にか肝機能や腎機能を悪化させてしまう人が後を絶ちません。しかも、両者の機能悪化が進むと、糖尿病、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管障害といった重大な病気のリスクも大きく高まることになるのです。
こうしたリスクを避けるには、早い段階から肝臓と腎臓をセットでケアして機能を回復させていく姿勢が不可欠。栗原クリニック東京・日本橋の栗原毅院長は、新著『
長生きしたけりゃ、肝臓と腎臓を同時に整えなさい』の中で、肝腎要の臓器をよみがえらせるためのノウハウをさまざまな角度から紹介しています。
以下では、その栗原院長が「肝腎要の臓器を守っていくうえで『リン』の摂取に注意すべき理由」について解説します。
「沈黙の臓器」は何十年もかけて悪くなっていく
肝臓と腎臓は「沈黙の臓器」。症状らしい症状がないまま、長い年月をかけてじわじわと少しずつ機能が悪化していくことが少なくありません。そのため、健診を受けずにいると、機能低下に気づかず「いつの間にかこんなに悪くなってしまっていた」というハメに陥ることが多いのです。
それにしても、何年何十年もの時間をかけて肝臓や腎臓の機能を低下させる原因はいったい何なのか。いろいろな原因がありますが、その中でいちばん大きなウエイトを占めているのはやはり食生活でしょう。
1日1日食べているものがちょっとずつ肝臓や腎臓に負担をかけ、その食習慣が何年何十年とチリツモ式に重なって、やがてそのダメージがとんでもない大きさの山になっていくわけです。
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