東洋経済オンラインとは
ライフ

【医師警告】"無味・無臭"のミネラルが密かにカラダを蝕む→若いうちから「肝臓」や「腎臓」を悪くしてしまう食習慣

8分で読める
どんな食生活をしていると肝臓や腎臓にチリツモ式にダメージがたまってしまうのか?(写真:freeangle/PIXTA)
  • 栗原 毅 栗原クリニック東京・日本橋院長
2/4 PAGES

では、どんな食生活をしていると肝臓や腎臓にチリツモ式にダメージがたまってしまうのか。

私は、そのコトの発端は「糖質の摂りすぎ」にあると考えています。現代では主食だけでなく、主食以外の食べ物から入ってくる糖質がたいへん増えています。甘い飲み物、果物、スナック菓子、グミや飴、ケーキ、プリン、おせんべい、調味料……こういった食べ物を日々無意識に口に入れているうちに、いつの間にか糖質過剰になっていくケースが多いんですね。

こうした糖質過多の生活が続くと、最初に現われるトラブルが脂肪肝です。日々の余分な糖質が中性脂肪に変換されて、どんどん肝臓の細胞に蓄積していってしまうのです。

また、脂肪肝を放っていると、その後、約10年で糖尿病になり、さらに糖尿病の治療を怠っているとじわじわと腎機能が低下して、約10~15年で慢性腎臓病になっていくというケースが目立ちます。

ですから、こういう悪い流れに乗らないためにも、なるべく若いうちから糖質の摂り過ぎには気をつけるべきでしょう。極端な糖質制限や糖質ゼロはNGですが、日常的な過剰摂取には要注意。

たとえば甘いジュースをがぶ飲みしたり、水代わりにスポーツドリンクを飲んでいたり、暇さえあればお菓子に手を伸ばしていたり、さんざん飲み食いした後に締めのラーメンを食べたり、山盛りのごはんをお代わりしたりといった食生活とは早めに別れを告げておいたほうがいいと思います。

腎機能が低下してしまったのはリンのせい?

ただ、チリツモ式にダメージがたまらないように、若いうちから摂りすぎに注意しておいたほうがいいものは、じつは糖質だけではないのです。

たぶん、脂質が頭に浮かんでいる人が多いと思いますが、脂質は多少摂りすぎても問題ありません。最近はむしろ、健康増進のために脂質を積極摂取するほうがいいというのが常識になりつつあります。

では、いったい何に注意すべきなのか。その答えは「リン」です。

リンは人体に欠かせないミネラルですが、体内に過剰になると細胞毒のように働いて老化や病気を進ませる原因になります。なかでも腎臓への影響は大きく、若いうちから長年にわたってリンの多いものばかり食べていると、腎臓のネフロンがダメージを受けて腎機能低下が早く進んでしまうようになるのです。

きっと、長年リンの多い食べ物を口に入れてきて、そのせいでいつの間にか腎機能を低下させてしまった人も少なくないのではないでしょうか。

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象