1/7 PAGES
世間を沸かしたバツ3の叶井俊太郎氏との結婚した漫画家、くらたま。彼女に降りかかったのは、夫の死と、残りの人生をどう独りで生きるかという「新たな人生設計」だった――。
夫亡き後の日々の暮らしや感じたこと、そして新たな挑戦の日々を漫画とエッセイでお届けする(漫画はエッセイの最後に)。【連載第20回】
栃木の益子陶器市へ
妹は「陶器」が好きです。
思えば、祖母もそうでした。気に入ったおしゃれな皿や茶碗を使いきれないくらい集め、それでもなお満足しきるということはありませんでした。そんな祖母だったから、私は祖母への修学旅行のお土産に、湯呑みや茶碗を贈ったものです。
「益子陶器市に行きたい」
ゴールデンウイークに福岡から遊びに来ていた妹が、私に言いました。
「益子?」
「そう、ゴールデンウイークに栃木の益子で、陶器市があるんよ。佐賀の有田陶器市もよかったから、ぜひ行きたい」
正直なところ、私は祖母や妹と違って器にこだわりがあまりありません。実際、わが家で日常使っている皿も、妹に言わせれば「まったく料理がおいしそうに見えない」ものが多いです。
2/7 PAGES
3/7 PAGES
4/7 PAGES
5/7 PAGES
6/7 PAGES
7/7 PAGES

