この連載の第113回、114回、115回の3回にわたって、高速道路のインターチェンジ(IC)名についてあれこれ考察を深めた。
それに準じる企画として、ハイウェイの休憩施設であるサービスエリア/パーキングエリア(SA/PA)の名前の特徴やユニークな名称についてまとめてみたい。
IC名もSA/PA名も、どちらも所在地の地名がベースになっているのは変わりない。
例えば、東名の「港北PA」は横浜市港北区にあるし、知名度が高い「海老名SA」の名も所在地の神奈川県海老名市からとられている。常磐道の「守谷SA」(茨城県守谷市)、名神高速の「大津SA」(滋賀県大津市)も同様だ。
自然景観に由来する名前
一方で、休憩施設らしい命名もある。ひとつは、自然景観からつけられた名前である。例えば、「山」。
北から見ていくと、北海道の樽前山から「樽前SA」(読み方:たるまえ/所在路線:道央道、以下同じ)、岩手県の岩手山からそのままずばり「岩手山SA」(いわてさん/東北道)、福島県の安達太良山から「安達太良SA」(あだたら/東北道)、群馬県の谷川岳(山頂は新潟県にまたがる)から「谷川岳PA」(たにがわだけ/関越道)などである。
ほかにも、「八ヶ岳(やつがたけ)PA」「駒ケ岳(こまがたけ)SA」(ともに中央道)、「石鎚山SA」(いしづちさん/松山道)、「由布岳PA」(ゆふだけ/大分道)など、全国には山の名を冠した休憩施設がいくつもある。たいてい、その施設から名前の由来の山が、間近に眺められるか遠望できる。
同様に、「平原」「高原」も目に付く。「十勝平原SA」(とかちへいげん/道東道)、「阿武隈高原SA」(あぶくまこうげん/磐越道)、「那須高原SA」(なすこうげん/東北道)、「蒜山高原SA」(ひるぜんこうげん/米子道)などである。
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【「川」や「湖」もよく使われる】
