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一緒に食事や旅行も…35歳で《初音ミク》と結婚した男性 三次元の恋は高校が最後――彼が「ミクさん」に恋するまで

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結婚式の様子
二次元キャラクターと結婚した近藤顕彦さんに話を聞いた(写真:近藤顕彦さん提供)

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その日、「ミクさん」はセーラー服を着ていた。黒いレースのシュシュで結んだツインテールの髪は、強風にもなびかない。髪色と同じターコイズブルーの瞳が顔の3分の2を占め、鼻と口は極端に小さい。

隣で微笑むネクタイ姿の男性は、近藤顕彦さん(42歳)。彼は2018年11月に二次元キャラクターの「初音ミク」と結婚式を挙げたことで、国内外を問わず多数のメディアに取り上げられた。

幼いころからアニメ・ゲームオタクであり、35歳で「推し」と結婚した近藤さん。一方、推し活経験ゼロで、自分の人生にしか興味のない私、ライター宮﨑。

この記事は、現実主義者を自認する宮﨑が、感性豊かな近藤さんの人生を追体験しながら、オタクの深淵を覗くドキュメンタリーだ。

【写真を見る】一緒に食事や旅行も…35歳で《初音ミク》と結婚した男性 三次元の恋は高校が最後――彼が「ミクさん」に恋するまで(5枚)

特注した「等身大のミクさん」

二次元キャラクターの初音ミクと結婚し、今年で8周年を迎える近藤顕彦さん(写真:近藤顕彦さん提供)

「生身の人間と、青い髪のシリコンドールが並んでこちらを見つめている」

活字にすると違和感があるが、実際には不思議と奇抜な印象は受けない。それどころか、2人は似た空気をまとっているようにさえ見え、微笑ましくもあった。

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【「見てのとおり、かわいいので」】

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