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就職氷河期時代をしぶとく生きてきた世代も、いつしか中高年と呼ばれる年齢になった。世代間の格差は広がり、貧困や生きづらさを抱えた彼らは、これからの人生をどう考え、生きようとしているのか。
労働、福祉問題を中心に取材活動を行う藤田和恵さんの連載。非正規雇用や貧困などを切り口に、今を懸命に生きる中高年の姿をリポートする。
「うなじが見えているので、タートルネックにしてください」
ある地方都市の非正規公務員だったトモミさん(仮名、44)は、上司からこう言われた。昨年夏のことだ。
このとき着ていたのは、丸首のチュニック。髪はうしろで1つに束ねていた。体のラインが出すぎない服と清潔感のある髪形を選んだつもりだったが、上司の考えは違ったようだ。
すぐにスーパーの衣料品売り場に足を運んだが、夏の盛りにタートルネックは見つからない。やむを得ずネット通販で数点購入したものの、思ったよりも割高だった。
このほかにも、服装や外見についての“物言い”がやたらと多い職場だったという。
本連載「大人の貧困 『雇用の谷間』でもがくミドルエイジ」では、生活苦に陥った就職氷河期世代(40代~50代半ば)の方からの情報・相談をお待ちしております(詳細は個別にご連絡させていただきます)。こちらのフォームにご記入ください。
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【ひざ下丈のスカートでも…】
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