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DIYし放題、原状回復不要。美大生を中心に、社会人も含めた多様な“表現者”が集まる賃貸アパート「アップル&サムシングエルス」は、“伝説”として語り継がれている存在だ。
2021年の取材で「美大生が住み継ぐ賃貸」として紹介してから5年、どんな変化があったのか、また変わらないものはなにか、再取材を試みた。新旧の住人たちが繰り返し語るのは、創作を後押しし、人と人をつなぐオーナー・青木幸雄(あおき・ゆきお)さんの存在だった。
自由な空間と人に惹かれる「クリエイティブの受け皿」
東京・相原(町田市)にあるアパート「アップル&サムシングエルス」。DIYし放題、原状回復不要という一風変わったルールのもと、美大生やクリエイターたちが住み継いできたこの場所には、ある共通点がある。それは、入居者たちが口をそろえて、オーナー・青木幸雄さんの存在を語ることだ。
「駅から近いとか、部屋が広いのに家賃が抑えめというのもありがたいですが、やっぱり、青木さんの存在が大きいですね」
17年、このアパートに住み続けるアクセサリーデザイナーのsuieさんは、迷いなくそう言う。
このアパートの魅力を紐解くとき、空間や制度のユニークさとともに、人としての青木さんのあり方が浮かび上がってくる。
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【住民同士の自然な交流が生まれるアパート】

