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退去時の原状回復ゼロ「美大生などクリエイターが"住み継ぐ"」伝説のアパートに潜入してみたら…

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「アップル&サムシングエルス」
DIYし放題!? クリエイターたちが住み継ぐ“伝説”のアパートの内部を取材した(写真:相馬ミナ撮影)
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通りに面した住戸の扉に名画の模写。以前、住人に「ここに絵を描いていいですか?」と聞かれて青木さんが許可するとこうなったそう(写真:相馬ミナ撮影)

楽しく暮らせることの起点は「顔を合わせること」

驚くことに、このアパートでは住人同士が顔見知りであることも珍しくなく、自然な交流が生まれているようだ。その理由を尋ねると、青木さんは穏やかにこう語った。

「やっぱり顔を合わせることですね。挨拶をして、アパートにどんな人が住んでいるのかが分かる。それが大切だと思うんです」

人が顔を合わせるきっかけを大事にする。そのために、青木さんは満月の夜に自宅の庭を開放し、住人を招いてピザパーティーをするほどだ。そして、家賃の支払いは現金手渡しを勧めることにしている。もちろん振り込みも可能だが、勧めに従い手渡しを実行している住人は多いという。

(写真:青木さん提供)

「人といろんなことを話せると、毎日が楽しくなるじゃないですか」

この「楽しい」という価値観が、アパート全体の空気を決定づけているようだ。

suieさんは青木さんについて次のように言う。

「“楽しいほうがいいじゃん、面白いほうがいいじゃん”っていう方なんですよ。地域の方との交流にも積極的で、家庭菜園の野菜を分けてくださったり、手料理をごちそうしてくださったり。ときには大きな鍋ごと渡されて、顔なじみの住人同士で分け合うこともあります」

まるで大きな家族のような、あたたかなコミュニティがこのアパートには息づいている。

ハットと蝶ネクタイがトレードマークの青木さん。自宅倉庫にDIY用の工具や材料がストックされている(写真:相馬ミナ撮影)

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【このアパートの最大の特徴「DIYし放題」】

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