アクセサリーデザイナー suieさんの部屋
「前の住人の表現」に重ねて…DIYという創作の連鎖
このアパートの最大の特徴は、DIYによる自由な改装を許していることだ。通常の賃貸住宅では、退去時に原状回復が求められる。しかしここでは、その常識が覆されている。
前の住人が残した痕跡は、次の住人にとっての出発点となる。気に入ればそのまま使い、そうでなければ自分の手で更新する。その積み重ねが、このアパート特有の表情をつくっている。
多摩美大でアートを学ぶIさんは、入居1年。内見したロフトスペース付きの部屋が気に入って、前の家から家賃が数千円上がるのも厭わず転居を決めた。そのロフトは、過去に住んでいた建築関係の人がDIYでつくり上げたものだという。
「前の人たちも好きに手を加えているから、自分もいくらでもできるなと思って。“ありがとうございます”という気持ちでした」
多摩美術大学 油絵学科専攻 Iさんの部屋
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【2部屋を借りている住民も】
