4月20日、ルーマニアの最大与党で中道左派の社会民主党(PSD)は、イリエ=ガブリル・ボロジャン首相に辞任を要求し、23日に中道連立政権から離脱した。PSDは内閣不信任の提出をチラつかせ、極右政党のルーマニア人統一同盟(AUR)との共闘にも含みを持たせている。欧州連合(EU)で最も脆弱なルーマニアで起きた政争は金融・経済危機に発展しかねない。
欧州で最も危ない国がルーマニア
不謹慎な話だが、今欧州で最も危ない国を挙げろと言われたら、ルーマニアだと考えられる。経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)の改善が滞っているためだ。ボロジャン首相率いる中道の連立政権は、EUや国際通貨基金(IMF)の勧告に従い、財政健全化を進めてきた。しかしその効果はまだ出ていない。
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