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連立政権崩壊でルーマニアが金融・経済危機に直面/為替介入に頼る中央銀行、引き締め政策への反発で極右政党が台頭

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ルーマニアの極右政党AURのジョルジェ・シミオン党首。トランプ支持者と言われている(写真:Bloomberg)
  • 土田 陽介 三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員
※本記事は、2026年4月30日午後15:00までは、無料会員の方は全文をご覧いただけます。それ以降は、有料会員限定となります。

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4月20日、ルーマニアの最大与党で中道左派の社会民主党(PSD)は、イリエ=ガブリル・ボロジャン首相に辞任を要求し、23日に中道連立政権から離脱した。PSDは内閣不信任の提出をチラつかせ、極右政党のルーマニア人統一同盟(AUR)との共闘にも含みを持たせている。欧州連合(EU)で最も脆弱なルーマニアで起きた政争は金融・経済危機に発展しかねない。

欧州で最も危ない国がルーマニア

不謹慎な話だが、今欧州で最も危ない国を挙げろと言われたら、ルーマニアだと考えられる。経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)の改善が滞っているためだ。ボロジャン首相率いる中道の連立政権は、EUや国際通貨基金(IMF)の勧告に従い、財政健全化を進めてきた。しかしその効果はまだ出ていない。

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