東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「若手に任せてたら教育の質が保てない」、ベテラン教員"価値観ギャップ"ありすぎると嘆く…学校がうまく回りだすヒント

10分で読める
新人を睨む先輩
“自分たちの時代”の当たり前を若者に押し付けていないだろうか(写真:Taka / PIXTA)

INDEX

近年、学校現場では若手が増加傾向にある。団塊世代の定年などボリューム層の大量退職に伴って教員採用数を増やしてきたからだ。

学校教育に関する新着記事の情報などをメールマガジンでお届けします。登録はこちらから

地域によってはベテラン、中堅、若手の年齢構成がいびつになっている学校もある。多忙な業務ゆえにベテランが若手を十分にサポートする時間がなく、指導力などのノウハウの継承も課題となっている。

そんな学校で、若い世代と協働しながら現場を回していくにはどうしたらいいのか。世代間ギャップを埋めるいい方法はあるのか。

現代の若者の心理や行動特性を最新のデータを使って分析した『無敵化する若者たち』の著者・金沢大学教授の金間大介氏に聞いた。

リスクを取らず、慎重で安定志向の若者たちが社会へ

——前編では、「無敵世代」が誕生した背景に迫りました。こうしたリスクを取らず、慎重で安定志向の若者たちが、今後どんどん社会に出て働くようになります。

だから「備えてくださいね」と、皆さんにお伝えしています。現在の40・50代は、自分の感情と組織を一体化させて働いてきた「感情労働」世代です。

「ここはみんなで踏ん張って頑張ろう」といった感情論や、絆という名の情緒的なつながりを深めて乗り切るような働き方は、若者たちから見れば違和感があります。どうして仕事に自分の感情まで捧げなければならないのだろう、といった感じですね。

職場に感情を持ち込む上の世代から見れば、忖度なしに休暇を取る若者は「鬼つよメンタル」と映るかもしれませんが、若者は決められたルールや制度に従って合理的に行動しているだけ。

ですから、まずは若者たちとの間に価値観ギャップがあることを理解して、不必要に感情でリアクションをしないように心がけてほしいですね。

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象