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「若手に任せてたら教育の質が保てない」、ベテラン教員"価値観ギャップ"ありすぎると嘆く…学校がうまく回りだすヒント

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新人を睨む先輩
“自分たちの時代”の当たり前を若者に押し付けていないだろうか(写真:Taka / PIXTA)
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——著書『無敵化する若者たち』では、金間先生の講演を聞いた50代の小学校教諭が「若手に任せていては教育の質が保てない」と嘆いていたエピソードが紹介されています。翌日の授業準備などで残業をしているのは40代以上で、20代の若手たちは定時で帰ってしまうと。

ベテラン教員のみなさんの、「子どもたちに質の高い授業を届けたい」という想いはすばらしいものです。

ただ、学校現場が回らなくなっているのは、教員個人の能力や努力の問題ではなく、明らかな「システムエラー」によるものです。

一度立ち止まって考えてほしいのは、「これをやらないと組織が回らない」「手を抜いてはいけない」と思い込んでいる仕事は、本当にあなたが背負うべきものなのか、ということです。

子どもたち一人ひとりに向き合ったケアが難しくなっているのは、決して先生たちの責任ではありません。ベテラン教員がサービス残業や自己犠牲でなんとか現場を維持している現状こそが異常で、そうした個人の献身に依存しているシステムにこそ欠陥があるのです。

システムがエラーを起こしているのにもかかわらず、これまではベテラン世代が「個人の努力」で無理やり回してきてしまいました。

若者たちは、そうしたやりがいを搾取するような「欠陥のあるシステム」に巻き込まれたくないと、冷静に距離を置いているのかもしれません。

これは医療現場でもまったく同じです。40代以上の看護師が「患者さんのため」と残業を厭わず働く一方で、新人看護師は定時になったら「お疲れ様です」と言って帰っていく。

上の世代からすれば、新人の行動は「無敵」に見えるかもしれません。しかし、自分の心身を壊してまで働くことを拒否するのは、正しい選択とも言えると思います。

ベテランの努力がシステムの不備を隠してしまっている現状を見直し、仕事の優先順位を決めてシステムそのものを変えていかなければ、上の世代から順に潰れていってしまいます。

教員同士の世代間ギャップがより顕著に…

——学校が多忙になっている原因はさまざまありますが、その1つに子どもや保護者が多様化していることが挙げられます。

時代背景として、その多様化に真摯に向き合わなければならなくなっているプレッシャーがありますよね。

かつては「うちの学校はこういう方針ですから」と切り捨てることができた要求に対しても、今は誰ひとり取り残さないようにケアしながら、真摯に向き合わなければなりません。

加えて、社会全体が学校に「正しさ」を求めるようになり、教員もまた、その視線に怯えながら業務をこなしています。

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