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細胞の老化を抑え、長寿にもつながる「ポリアミン」は60歳を過ぎると急減! 医師が勧める《老いに抗う腸活食》とは

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不足した「ポリアミン」を補充する2つの方法を紹介します(写真:kouta/PIXTA)
  • 松藤 千弥 東京慈恵会医科大学学長、医学博士

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細胞の老化を防ぎ、長寿にもつながる重要な物質「ポリアミン」。残念ながら60歳を過ぎたあたりから体内のポリアミンは急激に減少してしまいますが、東京慈恵会医科大学学長の松藤千弥氏によれば、生活習慣を改め、食事を見直すことで、その減少が食い止められるだけでなく、増やすことも可能だといいます。
本稿では、そんな松藤氏が提唱する、体内にポリアミンを補充する2つの方法について、同氏の著書『あなたの中でいつの間にか進んでいる「老い」に負けない食事術』から一部を抜粋・編集する形でお届けします。

長生きをする人は「ポリアミン」が多い

成長期、体が大きくなるときには、細胞もどんどん分裂し、タンパク質の合成も増え、それに伴って、細胞が元気に活動していくために欠かせない大切な物質である、ポリアミンも体内でたくさん合成されます。

お母さんのおなかの中の赤ちゃんは、たった1つの受精卵から、10カ月の間に身長約50センチに成長し、さらに、生まれてからも1年間に25センチ伸びます。実際に、生まれる前や、生まれたばかりの赤ちゃんは、大人に比べて、たくさんのポリアミンをつくっています。

その後もスピードは減りますが、身長は伸び続け、11歳から13歳の思春期に、また身長の伸びは速くなって、最大で1年に8〜9センチ伸びます。

人の成長は、個人差もありますが、だいたい18歳くらいまでに止まります。すると、体内のポリアミン合成も、成長期ほど活発ではなくなり、ゆるやかになります。

しかし、ここで気をつけなければならないのは、成長が止まったからといって、ポリアミンが不要になるわけではない、という点です。

2012年に、イタリアで興味深い研究成果が発表されました。この研究では、病気を持っていない参加者を、

・31〜56歳(平均年齢44.6歳)
・60〜80歳(平均年齢68.7歳)
・90〜106歳(平均年齢96.5歳)

の3つの年代に分け、それぞれ26人ずつ(男性13人、女性13人)、合計78人を対象に、血液中のポリアミン濃度を調べました。

血液中のポリアミンは、細胞内のポリアミンそのものではありませんが、全身のポリアミンの状態をある程度反映していると考えられます。得られた結果が下のグラフです。

(出所:『あなたの中でいつの間にか進んでいる「老い」に負けない食事術』より)

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【60歳を過ぎたあたりから急激に減少】

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