「4年の間に伊勢丹・長崎屋・西武・大丸が続々開店」→「30年足らずで全滅」…西東京にある"百貨店の墓場"になった街の実態

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八王子市内には、かつて6つの百貨店が存在したが、2012年にそごうが閉店。百貨店は消滅した(写真:筆者撮影)
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かつて百貨店は「特別な場所」だった。家族と過ごす休日、背伸びをして選ぶ贈答品。屋上やレストラン街には、地域の憧れと活気が凝縮されていた。しかし今、多くの街からその姿が消えつつある――。
本連載では、百貨店が消滅した街を歩きながら、「なぜ消えたのか?」を街ごとに分析していく。第3回は東京都八王子市。かつては市内に6つの百貨店が存在したが、2012年にそごうが閉店し、百貨店は消滅。伊勢丹、西武、大丸といった全国チェーンも含む6店が、なぜ多摩最大の都市に根付かなかったのか。

かつては百貨店密集地帯として栄えた八王子市

人口約56万人を擁する八王子市は、かつて百貨店が6つも密集する激戦地だった。百貨店に近い業態だった月賦百貨店や大型スーパーも多数出店し、駅近くに集まっていた店は合計15店以上にのぼる。駅前は活況を極めていた。

しかし、現在はすべて消滅。競合の大型店もほぼマンションに転用されている。百貨店業界自体の衰退の波にのまれたのかとも思いがちだが、八王子の場合は独特な特徴がある。それは多くの店が短命に終わっていることだ。

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