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兵庫県尼崎市の「出屋敷リベル」が苦戦している背景とは?(写真:筆者撮影)
ガラガラで人がいない。空き区画だらけ。BGMだけが虚しく響いている――。日本各地に、そんな「廃墟モール」が存在する。
かつて繁栄した商業施設は、なぜ廃墟になってしまったのか? 理由を探ると、7つの要因が見えてきた――この連載では、大手ショッピングモール会社での勤務歴を持ち、プライベートでも500以上のモールを巡ったライターの坪川うたさんが現地を実際に訪れてリポート。廃墟モールが生まれる理由をひもといていく。
前編では、廃墟化している「出屋敷リベル」の現状をリポートし、要因は①競合施設の存在、⑤施設規模の不適合、⑦核テナントの撤退であると分析した。後編では、いくつもの共通点がある事例を挙げながらさらに詳しく考察する。
ダイエーを失った再開発モール
兵庫県尼崎市の「出屋敷リベル」は再開発によってつくられ、地下1階〜地上3階がショッピングモール、上層階が駐車場や住戸とされた。モールは1990年3月にオープンし、核テナントのダイエーのほか、地元権利者の専門店30店舗、一般分譲の44店舗が出店した。
バブル期に再開発によって建てられた「出屋敷リベル」(写真:筆者撮影)
しかしバブル崩壊により店舗の退店が発生。2005年にダイエーが撤退したことで専門店の売り上げはさらに低迷し、空き区画が増加してしまった。
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